こんにちは、トリプル・ダブリュー・ジャパンのYです。
毎年はじめに、世界の新しい家電やテクノロジーが集まるイベント(見本市)があるってご存知でしたか?
それが、毎年1月にアメリカ・ラスベガスで行われる、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(通称CES)です。ここにいくと、未来に向けた最新技術に触れることができるのです。凄いですよね。
このCESでも、数年前から、注目されるIoT(Internet of Things)。家電などがインターネットとつながってもっと快適な生活へ、っていうコンセプトですが、この流れはトイレにも勿論きています。
その一つがKDDIで提供している、トイレ空室管理サービス。
トイレにセンサーをつけて、ユーザーはトイレに行かなくてもパソコンやスマートフォンでトイレの空き状況がわかり、例えば空いている階のトイレに最初から向かって混雑解消できるだけでなく、清掃タイミングも調整できるので、行ってみて「清掃中だった!」っていうことも避けられます。

出典:https://iot.kddi.com/services/iot-cloud-toiletdoor/
こちら、小田急の新宿駅トイレに採用されているようです。確かに、駅のトイレって、いくつかある場合、ちょっと先のトイレの方が実は早かったってことありそうですものね。
これで、トイレが近い人は、漏らしにくくなるかもしれません。
こんなサービスが、広まってくれると助かりますよね。
忘れ物はありますか?
トイレに携帯やバックを忘れてしまった経験がある人も多いと思います。
特に高速に乗っていて、パーキングエリアのトイレで忘れた日には、元に戻って探したけど、その時にはもうなくて、せっかくのドライブ気分がガッカリ・・・ということよく聞きます。

出典:https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4414.html
NEXCO中日本では、トイレで、急病などで動けなくなった方や忘れ物を早期発見するためのアウトラインセンサーを開発したそうです。今は試験設置中とのことですが、トイレに設置したセンサーで人や物の動きをセンサーで検知して、異常を発見すると音や光でお知らせしてくれるそうです。この異常を判断するのにAI(人工知能)などの最新技術も組み込んでいるそうで、ホント、トイレはハイテク技術最前線ですね。
トイレメンテナンスも効率的に?
公共のトイレで、手を洗おうとしたら、石鹸が切れていて困ったことはありませんか?
公共のトイレは、不特定多数の方が利用するものですので、メンテナンスの方も、常に保守するのは大変です。かといって、利用者にとっては一度だけの利用ですから、その施設の印象を左右してしまいますよね。
それを解決すべく実験を開始しているのが、LIXILとソフトバンクです。
トイレに各種センサーを取り付けたトイレ側の情報データと、公共施設などの利用データを連携させて、消耗品の適切な補充や、効果的な清掃方法などを分析・判断すべく現在スタジアムで実証実験が行われているそうです。

出典:https://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/6517/Default.aspx
これが成功し、日本中に広まったら、人手不足の解消しながら、公共トイレの満足度も上がりますね。
トイレでペットの健康管理?
大切な家族であるペット。私も犬を飼っていますが、ペットって言葉が話せないから体調が悪そうだと本当に心配になります。
そんな自分の不調をうまく伝えられないペット向けのIoTトイレがあります。
猫ちゃん用にシャープがIoT技術と、AI技術を利用して作ったのがこちら、その名も「ペットケアモニター」。

出典:https://pethealthcare.sharp.co.jp
ペットの体重、尿量、尿回数、滞在時間、設置場所の温度を独自のアルゴリズムで解析して、愛するペットの体調変化に気づくことができるそうです。
多頭飼いの方も、猫ちゃんの個体区別用の首輪をつけてあげることで対応もできるそうで、安心です。
スマートフォンのアプリで、見ることができるので、いつも仕事で長時間家を空ける飼い主さんにとっても便利ですね。
ちなみに、今回はペット用をご紹介しましたが、実は人間向けの製品(サイマックス株式会社の体調管理サービス)もありますよ。
トイレにセンサを取り付けて、尿の成分を分析するという優れものです。
毎日忙しい現代人にとって、トイレに行くだけで体調管理ができるなんて便利な世の中になったものですよね。
DFreeがCESで賞をとりました!
冒頭でご紹介した、アメリカのラスベガスで行われる見本市(CES 2019)において、なんとDFreeの製品が、CES「Innovation Awards」、IHS Markit「Innovation Awards」、Engadget「Best of CES」の3つのアワードを受賞しました!
詳しくは、こちらから。

排尿予測デバイスのDFreeももちろんインターネットとモノをつないで、より豊かな世界を目指して、作られた製品ですから、世界で認められることはとても嬉しいです。
テクノロジーの力で、排泄に悩みを持つ方に日々の生活をもっと素敵に過ごしていただくために、これからも頑張っていきたいと思います!
0 comments on “IoTの波はトイレまで来ていた!”