こんにちは、トリプル・ダブリュー・ジャパンのMです。
今回は、脳性まひのお子様のトイレトレーニングにDFreeをご活用いただいている
Kさまにお電話でお話を伺いました。
今までほとんどトイレで排尿したことがなかった
差支えない範囲でお子さまの障がいの状態と毎日の生活について教えてください。
娘は現在8歳です。
軽微脳性まひがあり肢体不自由なのですが、歩くことはできます。アンバランスではありますが最近ひとりでトイレに座れるようになりました。
軽度の自閉症もあります。
排尿についてはどのような状態ですか?
自閉症のためこだわりがあり、おむつに排尿するものだと思い込んでいるといいますか、おむつに出すことにこだわっていて。尿意があるのかないのかもわからない状態でした。
生まれてからほぼ一度もトイレで排尿したことがなく、おむつ以外では出せませんでした。
今年こそトイレで出せるようになりたいので、トイレに座らせるタイミングを知りたいと思っていました。
それが、このGW中にトイレで初めて出せたんです!ちょうどDFreeを注文したのと同じくらいのタイミングでした。排尿するまで30~40分くらいかかりましたが、もうびっくりしました!
DFreeとの出会い
DFreeを購入しようと思ったきっかけは何ですか?
娘がまだ赤ちゃんの時でしょうか。テレビで「排尿がわかる機械を開発しますよ」というのを見たので、いつか娘に使えるかなと思っていたんです。
最近、本格的なトイレトレーニングを始めようと思い、「排尿がわかる機械」とネットで調べて購入しました。
毎日の生活の中で、DFreeはどのように使っていますか?
試行錯誤している感じではあるのですが、朝起きたらつけて、家にいる間はつけています。通知が来たら声掛けしてトイレに行っています。
「そろそろライン」は7で設定していますが、娘は数値10までためられるみたいです。
本人もこれくらいで行くと良いんだなというのがわかってきたようで、数値9くらいになったら「トイレに行ってくるね」と言ってくることも2~3回ありました!
遊び等で夢中になっている時にはトイレに行くのを忘れることもありますが、DFreeの数値やグラフを見ながら、「これが尿意なんだ!」というのを覚えてくれたのだと思います。
”おしっこができるようになる機械”
実際に使ってみていかがですか?
DFreeをつけて初めてトイレで出せて、それからトイレのコツをつかめたようです。とても感謝しています。
寝るときにもつけてみました。朝のトイレに間に合えばいいなと思って。朝、数値10になったタイミングでトイレに行ったら出たんです!
今まではおむつに出していましたが、トイレに行く習慣になったと思います。
お子さまの反応はいかがですか?
娘は発語が遅く1年ほど前に話し出して、母音や決まった言葉で話してくれるのですが、「トイレのコツをつかんだよ」と言っていました。
DFreeのLEDライトが光っているのを見るのも良かったみたいで、「これをつけたらおしっこができるようになる機械だ!」と思い込んでいるのかもしれませんね。
機能面で改善を望まれるところはありますか?
学校でも家と同じようにDFreeを使えたらいいなと思います。色んな端末でアプリさえ入れたらデータを確認できるのが理想ですね。
別の端末でもアプリさえ入れたらデータの引継ぎができ、こちらでも通知を確認できるようになったらいいと思います。
娘は支援学級に通っています。児童7~8人に対して先生が1人ついている体制なので、先生が端末を確認してトイレの声掛けをしてくださったら、学校でもトイレで排尿できそうです。
今は学校におむつをはいて行っていますが、パンツで行けるようになったらいいなと思っています。
障がい児でもずっと家で過ごすケースというのは少なくなってきていると思うんです。私のスマホ以外に、本人のタブレット、主人のスマホに入れて、色々な人が対応できるようになれば活用の幅が広がるのではないかと思います。
お子様のトイレトレーニングにDFreeがお役に立てたことを大変嬉しく思います。
Kさま、素敵なエピソードをありがとうございました!
編集後記
Kさまのお話を伺いながら、肢体不自由の妹が小さい頃のことを思い出していました。笑ってくれた、ごはんを食べられるようになった、そうした普通のことがとても嬉しかったのを覚えています。「トイレで排尿できるようになった」「尿意がわかるようになった」というのは本当に素晴らしいことだと思います。
Kさまのお子様がこれからも元気に楽しく過ごせるお手伝いをDFreeでできたらと思います。
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