こんにちは、DFree Magazine編集部 です。
突然ですが、人生におけるおむつとの付き合いは何年くらいだと思いますか?
日本の高齢化が叫ばれて久しいですが、成人用おむつの市場規模は過去10年で
約2倍に拡大しているそうです。
また、某オムツメーカーでは、2013年には既に大人用おむつの売上が
子ども用おむつの売上を追い越しています。
もうおむつを使っていたときの記憶はないけれど、
もしかするといつかまた再会するのかもしれない…
そうすると、自分が思う以上におむつと生きる期間って長いのかもしれないですね。
ということで、調べてみました!
乳幼児は生まれた時から大体3歳まで
ベビータウンの調査によれば、乳幼児のおむつが外れた月齢で最も
多いのは生後36~40ヶ月。大体3歳~3歳半が目安だそうです。
ちなみに筆者のおむつが外れたのは4歳過ぎ。
「チョット、ハヤクオムツカエテヨ」と迫っていたそうです(母談)

画像はベビータウンより引用
高齢者のおむつは何歳から…?
ちょっと口に出しにくいですが、トイレの困りごとは思ったより早くからやってくるもの。
高齢者がおむつをスタートする年齢については既存のデータが出てきませんでしたが、大王製紙株式会社が大人用おむつの使用や実態について調査を行っています。
大人用おむつの使用開始年齢、意向は「80歳くらい」が最多
大人用おむつの使用を開始したい年齢は「80代」が4割親世代に大人用おむつを何歳くらいから使い始めたいかを聞いたところ、「80歳くらい」(25.4%)、が最も多く、「85歳くらい」(15.9%)と合わせて41.3%となり、80代くらいで使用を開始したいと考えている人が多いことがわかりました。

画像は大王製紙株式会社調査結果より引用
日本人の多くが、大人用おむつを着用する可能性がある時期を80代に設定していることが分かります。
日本人の健康寿命は
一方、2021年にWHOが発表した統計によると、日本人の健康寿命は男性72.6歳、女性は75.5歳です。男女平均は74.1歳となります。
「健康寿命」の定義は、「自立した生活ができる期間」のことで、「死亡するまでの期間」との差分がすなわち「生活する上で何らかの介助・援助を必要とする期間」となります。
世界の男女平均は63.7歳で、日本は世界一健康寿命が長い国と言われていますが、先程のアンケートで日本人自身が想定していた80代よりは若干若い結果となりました。

MEMORVA
今回は、平均寿命ー健康寿命を高齢者のおむつ着用期間と仮定してみたいと思います。
日本人の平均寿命は過去最高を更新
厚生労働省が2021年6月に発表したデータによると、日本人の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳でいずれも過去最高を更新しているそうです。
詳しくは令和2年簡易生命表の概況(厚生労働省)をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life20/index.html
おむつとのお付き合いは5年~11年
★生まれてから約3歳までの3年間
★健康寿命(四捨五入後)男性は73歳、女性は76歳
★平均寿命(四捨五入後)男性は82歳、女性88歳
以上のデータから、
おむつとのお付き合いは男女共に約12年になりました。
子ども用おむつよりも、大人用おむつを履く期間の方が圧倒的に長くなるかもしれないんですね。
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