介護の半分以上が「老老」介護
厚生労働省の調査によれば、2019年時点で自宅で介護を受けている高齢者のうち、「老老介護」の割合は59.7%にも上ります。
また、介護者と要介護者の双方が75歳以上の「超老老介護」の割合は33.1%です。
そもそも「同世代のパートナーのおむつを替えることがあるの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、今は親の介護よりもパートナーの介護ケースのほうが多くなっているようです。

「2019年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)
みんなの介護WEBサイトより抜粋
更に、介護において最も辛いこととして、「排泄の介助」は常にトップにあがります。内閣府が行った調査によれば、高齢者の介護で最も苦労することが排泄で62.5%となっています。
また、排泄介助の辛さは、自宅介護のみならずプロの介護士にとっても「耐え難い」「本当にやりたくない」と、度々議論にあがるテーマとなっています。同テーマが議論されるSNS等では、「子供のおむつ替えはおままごとレベル」というコメントさえありました。

内閣府調査(2013)
みんなの介護WEBサイトより抜粋
話しにくいからこそ、話しておきたい

夫のおむつは誰が替えるのか。
筆者の身内のケースでは、昭和から平成を生き抜いて令和に突入した祖父母、まさに介護世代を迎えて、やや亭主関白…?な関係性が垣間見えました。
そして両親、そして私達夫婦では、正直お互いにお願いするよりも専門の方に…と思ってしまいましたが、これも今はまだ現実に介護が見えていないからかもしれないですね。
明確な答えは出なかったけれど(すみません)、少なくともこんなに話しにくいことなんだ、けれどいつか答えを出す日が来るんだ、と意識できたのは良かったです。
その時々で変わる思いに寄り添いながら、介護者も被介護者も、なるべく良い気持ちで過ごせるといいですね。
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