排泄ケア

排尿のお悩み解剖。Part3〜失禁のタイプ別対処法(後編)〜

こんにちは、トリプル・ダブリュー・ジャパンの吉幾代です。
いきなりお尻の絵から失礼します!このブログを書きながら、骨盤底筋体操中です。

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腹圧性尿失禁タイプである産後の私は、前回ご紹介した骨盤底筋体操を毎日やっています。座りながらでき、誰にも気づかれずできますので、ダイエットは3日も続かない私ですが、これは続けられそうな気がしています。

さて、今回も失禁のタイプのお話です。

前回は、尿の回数が増える頻尿、産後のママがよく悩む腹圧性尿失禁、蓄尿時に排尿抑制が利かず強い尿意を感じ、我慢できずに漏れてしまう切迫性尿失禁をご紹介しました。

後編となる今回は、

お悩み4:尿意がないのに、尿漏れする
脊髄損傷や脳障害による脊髄損傷を抱えている方に多いようです。
→ そんなあなたは「反射性尿失禁タイプ」

お悩み5:すこしずつチョロチョロ尿漏れする
前立腺肥大症や子宮筋腫を患った方に多くみられるようです。
→ そんなあなたは「溢流(いつりゅう)性尿失禁タイプ」

お悩み6:尿意を感じることができるが、排尿が上手くできず漏れてしまう
認知症により認知障害がある方や、身体運動障害(ADL低下)を抱えている方に多いです。
→ そんなあなたは「機能性尿失禁タイプ」

を、みていきます!

尿意も兆候もないのに・・・反射性尿失禁

尿意がなく、なんら兆候もなく尿が漏れるのが、反射性尿失禁タイプです。

<どんな症状?>

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尿意がないのに、膀胱にある程度の尿がたまると反射的に膀胱が収縮して 尿がもれる場合は、多量の尿失禁を起こすことがあります。蛇口に例えるなら、ハンドルが取れてなってしまっている状態でしょうか。 

反射性尿失禁は、下肢の麻痺など明らかな脊髄の神経学的異常や、脊髄損傷や脳障害、橋~仙髄より上位の脊髄損傷などが要因とされています。

<お悩み対処法は?>

膀胱にある程度の尿がたまると反射的に膀胱が収縮して尿がもれる症状の反射的尿失禁。
残尿測定器などを用いて膀胱の満尿時タイミングを計り、トイレでの排泄が可能な方には、排尿誘導をうながす事で、尿失禁の改善が見込まれることがあります。

排尿誘導(トイレ誘導)の種類は以下の通りです。

①定時排尿誘導(Timed Voiding)
ケア側があらかじめ決めておいた一定の時間ごとにトイレに誘導します。具体的には、介護者が夜間を含め2~4時間ごとにトイレに連れていくことが多いです。

②習慣化排尿誘導(Habit training)
患者の生活習慣と排尿パターンに合わせた時間に排尿をさせる方法です。排尿記録をつけてパターンを読み日常生活週間に照らし合わせた時間設定を行います。無理なくその方に適した個々の排泄タイミングでの誘導により失禁予防を目的とし用いられます。DFreeを用いることで、個々人の排尿パターンの振り返りができ、適した排尿タイミングの設定ができます。

だらだら漏れてしまう・・・溢流性尿失禁

尿を出し切ることができず、尿閉となり膀胱に貯められなくなった尿が溢れでるように溢れる失禁が溢流(いつりゅう)性失禁タイプです。

<どんな症状?>
膀胱内の多量の残尿が溢れる(排尿困難がある)、尿意がなくても常にダラダラと漏れる症状がみられます。

前立腺肥大症や子宮筋腫などによって、膀胱出口部の閉塞や尿道に狭窄が生じ尿が完全に出し切れない為に生じるといわれています。糖尿病、脊椎疾患、骨盤内術後の神経損傷などで膀胱が十分に収縮できないために失禁になることもあります。

<お悩み対処法は?>
尿を出しきれないで膀胱に残っている状態を“残尿がある”といい、残尿があると溜まった尿が細菌で汚染されやすいので、このタイプだと思ったらすぐに医師にみてもらうことが肝心です。排尿姿勢を工夫することで尿を出し切るようにするほか、尿の出にくさを解消する薬物療法や前立腺を削る治療、一日に数回柔らかい管(カテーテル)を尿道から膀胱に入 れて、その都度尿を取り除くカテーテル法などがあります。

排尿姿勢を工夫してみよう。 

自分でできることしては、排尿姿勢を工夫して尿をしっかり出す工夫が効果があるといわれています。

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POINT1:男性では、立位より座位 (洋式トイレ、和式トイレ)のほうが 排尿しやすいことがあります。
POINT2:女性では、洋式トイレより和式トイレのほうが排尿しやすいことがあります。
POINT3:臥位でも、あおむけより横向き、ある いはうつぶせのほうが排尿しやすいこ とがあります
POINT4:男性、女性とも、寝ているより 座っているほうが排尿しやすいです。

トイレで排尿できない・・・機能性尿失禁

膀胱や尿道には問題がないがトイレに移動するまでの生活日常動作において障害があり、「尿意を訴えられない」「トイレに移動出来ない」「トイレ自体が理解できない」などの 理由で尿が漏れるのが機能性尿失禁になります。

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<どんな症状?>

脳血管障害、脊髄疾患、加齢による運動機能低下、運動機能障害など、運動機能に問題のある場合、もしくは認知症、知覚障害など認知障害など、精神機能(認知症による)に問題がある場合があります。

 <お悩み対処法は?>

運動機能に問題がある場合
治療・機能回復訓練(リハビリテーション):痛みの治療や筋力トレーニングなど、治療や機能訓練で治せるものは治していきます。それには、専門家による評価(判断)が必要です。
トイレ動作の工夫:寝たきりの人でも、練習によって座ることや立つことができるようにな る場合もあります。
介助方法の習得・工夫:介助の方法が分からなかったり、間違っているために失禁になって いる場合には、介護者に適切な介助方法を提案します。 住環境の整備:手すりをつける、段差をなくす、トイレを改造するなど、住環境整備によっ てトイレ動作が、 しやすくなる場合があります。
治療・機能回復訓練(リハビリテーション):痛みの治療や筋力トレーニングなど、治療や機能訓練で治せるものは治していきます。それには、専門家による評価(判断)が必要です。
福祉用具の活用:
用具は様々な種類があり、手足の働きを補います。適切な用具を選択する ことがポイントです。

精神機能(認知症による)に問題がある場合
トイレのサインを見つける:歩き回る、ポケットに手を入れるなど、その方のトイレに行きた いサインがみつけられたらトイレに排泄誘導を促します。
トイレの表示をはっきりさせる:トイレの場所がわからなかったり、間違って覚えている場合、 トイレに「便所」と書いたり、照明を明るくしてトイレの場所を分かり易くする工夫をします。
脱ぎ着しやすい服にする:慣れた位置にボタンやチャックがある、といったご本人がわかる衣服に替えます。
便器の使い方を確認する:便器の使い方がわからないようであれば、声をかけます。
後始末の可否を確認する:拭いたり、流すことを忘れているようであれば声かけしたり、助けます。

排尿自覚刺激行動療法(Prompted Voiding)=促し排尿

精神機能に問題があり、機能性尿失禁の症状がある場合には、うまくできた時はご本人が喜ぶ方法でほめる、「促し排尿」が有効です。促し排尿とは、ある程度尿意の自覚が持てる可能性のある方に対し尿意の確認やトイレ誘導を行い、成功した場合は賞賛をすることで失禁改善を目指した行動療法です。

DFreeで促し排尿をやってみよう。

DFreeは、膀胱の膨らみを検知し、どれくらい溜まっているかリアルタイムでわかるとともに、通知ラインまで溜まった段階でお知らせを受け取ることができます。また、排尿ログを記録できるので、排尿傾向が把握できます。

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介護する方は、定期的にDFreeをチェックし、DFreeで尿の溜まり具合が通知ラインを超えてアプリでのお知らせがあれば、トイレ誘導を行い排尿を促します。失禁なくトイレで排尿があればできたことをほめます(快の刺激)。これを排尿自覚刺激行動療法(Prompted Voiding)=促し排尿 といいます。pairing.jpg

今回ご紹介した反射性尿失禁、溢流性尿失禁、機能性尿失禁の方は、ご本人の尿意になかなか頼ることができないので、トイレタイミングを事前にわかると、漏れる前にトイレに向かうきっかけがつかむことができますよね。自分でトイレに行ける方も、身近で介護される方も、トイレのタイミングをお知らせしてくれるDFreeは、排泄自立に向けて心強いサポートをしてくれます。

DFreeの仕組み

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3回にわたってお尿のお悩みをタイプ別にしてみましたが、いかがでしたか?排尿について、ちょっとでも気になることがあるあなた、ぜひ自分のタイプを確認してみてください。
タイプを把握することで、お医者さんとの相談もしやすくなり、タイプに合ったトレーニングをするなどして解決にすすむことができます。お悩み解決に活かしていただけたら嬉しいです!


無料体験会

「DFreeを試してみたい」という声にお応えして、無料の装着体験会を実施中です!

弊社社員によりちょっとしたコツをお伝えしつつ装着していただき、その後、製品の特徴や使用方法などをご説明いたします。1時間程度ですので、ご関心のある方はぜひお越しください!

 

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