排泄ケア

排尿のお悩み解剖。Part2〜失禁のタイプ別対処法(前編)〜

こんにちは、トリプル・ダブリュー・ジャパンの吉幾代です。

私ごとですが、出産してから、ほんとうに尿モレが身近なコトになったなぁ・・・とつくづく思います。

夜中なんて特に、トイレがあとちょっと~って思ったこと実は何度かあります。

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そんなちょっとした広報女子のお悩みを先日の以下ブログで特集しましたが、なかなかおおっぴらに話せないこのお悩み、切実ですよね。
(過去ブログはこちら)みんなみんな漏らしてる~広報女子のおもらし話~

そんな尿漏れにお悩みの皆さんに、前回のブログで尿失禁の症状をタイプ別にご紹介しました。

 おさらい:失禁の症状をタイプ別に見てみよう。

前回のブログでまとめた、ケアが必要になる「排尿障害」。

排尿障害は、膀胱機能になんらかの障害があり、膀胱に尿をうまく「貯める」ことができない蓄尿障害と、膀胱の問題ではなく、尿を体外へ「排出する」のに苦慮する排出障害が、ありましたね。

そして、蓄尿障害や排出障害、その他様々な事情により、尿を漏らしてしまうことを「尿失禁」といい、尿失禁にもいろんなお悩みのタイプがありました。

 

ちょっと、前回ご紹介した尿失禁のタイプをおさらいしてみましょう。

1-2

お悩み1:頻繁にトイレに行きたい
膀胱が過活動になっていたり、膀胱に貯められる尿量が少なくなっている人に多い。膀胱炎やお悩みを抱えている人にもみられるようです。
→ そんなあなたは頻尿タイプ

お悩み2:ちょっとした力が入ると尿漏れする
産後のママさんや、ちょっと最近太ってきたわ、という方に多いようです
→ そんなあなたは腹圧性尿失禁タイプ

お悩み3:急な尿意を感じ、間に合わなくて尿漏れする
脳血管障害やパーキンソン病を患っている方や、歳を感じる方に多いようです。
→ そんなあなたは切迫性尿失禁タイプ

お悩み4:尿意がないのに、尿漏れする
脊髄損傷や脳障害による脊髄損傷を抱えている方に多いようです。
→ そんなあなたは反射性尿失禁タイプ

お悩み5:すこしずつチョロチョロ尿漏れする
前立腺肥大症や子宮筋腫を患った方に多くみられるようです。
→ そんなあなたは溢流(いつりゅう)性尿失禁タイプ

お悩み6:尿意を感じることができるが、排尿が上手くできず漏れてしまう
認知症により認知障害がある方や、身体運動障害(ADL低下)を抱えている方に多いです。
→ そんなあなたは機能性尿失禁タイプ

どうですか?自分のお悩みにちょっと近い症状ありましたか?

今日はお悩み3まで解剖します。

今回は、お悩み1~3の頻尿タイプ、腹圧性尿失禁タイプ、そして切迫性失禁タイプの原因と対処法を深掘りしていきたいと思います。

頻尿タイプ

頻尿タイプは、読んで字のごとく、回数がとても多いタイプです。

<どんな症状?>

・膀胱が勝手に収縮してしまうため昼間は7回以上、 夜は1回以上の頻尿がみられる。
・膀胱に貯められる尿量が少なく頻尿となる。
・尿道がゆるく十分な尿量を膀胱が貯められず漏れる。 

というような症状が特徴です。
頻尿には、①24時間②昼間のみ③夜間のみの3タイプあって、それぞれ原因が異なります。

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<お悩み対処法は?>
原因によっては合併症を併発しやすいので、医療機関を受診することがオススメです。

7

 

過活動膀胱 ⇨ 医療受診(薬物療法で85%改善)
膀胱炎   ⇨ 医療受診(抗生剤治療)
心因性頻尿 ⇨ メンタルヘルス&膀胱訓練

腹圧性失禁タイプ

これは冒頭にご紹介したブログでも、メインで取り扱った、なんと35歳以上の女性の4人に1人に発生するという、ある意味身近な尿失禁タイプ。

<どんな症状?>

咳やくしゃみ、重いものを持つなど、お腹に力が入った時に漏れるというもので、 その原因は、肥満、加齢、出産に伴う骨盤底筋群の緩み、さらに骨盤底筋群(※)の緩みに伴う膀胱下垂や尿道括約筋不全と言われています。

(※)骨盤底筋群とは
骨盤底筋とは、骨盤の底部にハンモック状に張られ、子宮や膀胱、腸などの骨盤内部臓器を支える 役割を果たす筋肉群で、骨盤底筋群と総称される。これらは尿や便の排泄にかかわると同時に、膀胱や尿道および膣、肛門を引き締め、尿漏れや便漏れを予防する役割も果たしている。 

骨盤底筋群.001

<お悩み対処法は?>

薬物療法、生活/排尿の指導/体重管理、スリング手術など、お医者様と一緒にケアをしていく方法もありますし、自分でできる骨盤底筋体操をして、骨盤底筋群を強化する方法もあります。

特に、腹圧性尿失禁の治療法の骨盤底筋体操は、自分でできますので、腹圧性尿失禁で、お悩みの方、要チェックです! 

◎骨盤底筋体操の方法

  1.  体の力を抜いてリラックス
  2.  背筋を伸ばして足を肩幅くらいに開く
  3.  尿道・肛門・膣を締めたり緩めたりして骨盤底筋が引き上げられている事を確認
  4.  「締めて緩める」を2~5回繰り返す
  5.   5つ数える間、骨盤底筋を締めたまま維持し数え終えたらゆっくりと力を抜く

さて、この体操、「骨盤底筋トレーニング」として以前のブログでご紹介しましたので、もう一度おさらいしてみましょう。

kotsuban.png

(出展:尿もれ全タイプに2カ月で効果あり! 4ポーズで骨盤底筋トレーニングとは?

3カ月を目安にきちんとおこなうと3人中2人には効果がみられますが、この運動は治っても続けていく必要があります。

ポイントは骨盤底筋のしめ方を正しく習得し、根気よく続けることです。 朝起きた時、寝る前、ご飯食べた後、ちょっとした時間に試してみてください。

ちなみに、これからご説明する切迫性尿失禁の人はこの体操をすることで、漏れがなおるというわけではありませんが、 漏れそうになったとき、骨盤底筋をしめるとトイレに行くまでがまんするのに役に立ちます。 

切迫性失禁タイプ

蓄尿時に排尿抑制が利かず強い尿意を感じ、 我慢できずに漏れるのが切迫性尿失禁です。
<どんな症状?>

急にトイレに行きたくなる尿意の切迫感を感じ、トイレに行く途中やトイレでの排尿動作が整う前に漏れてしまう症状です。そのため、切迫性尿失禁にはトイレへ頻繁に行く 「頻尿」を伴うことも多いのが特徴です。原因として、過活動膀胱や、細菌性膀胱炎が挙げられます。そのほか、脳血管障害、パーキンソン病、加齢などによる排尿中枢の制御が利かずに漏れる神経因性膀胱により切迫性尿失禁の症状を有する方もいらっしゃいます。

<お悩み対処法は?>

切迫性尿失禁の治療には薬が効果的なので医師に相談のうえ必要に応じて処方してもらうとよいでしょう。今回は、プラスアルファの自分でできる対処法として、膀胱訓練をご紹介します。

尿意切迫感や尿漏れを気にして頻繁にトイレに行くようになってしまうと、膀胱が小さくなったり、過敏になったりして、尿をたくさん蓄えることができなくなり、ますます症状が悪化してしまうことがあります。そのため、膀胱訓練をすることで、膀胱の機能を元に戻し、症状を改善させることが重要です。

◎膀胱訓練の方法

1. 尿意の波を知る
排尿日誌を記録することで自分の最大膀胱量、排尿回数と間隔を確認し、尿意の波を把握しましょう。

2. 尿意を我慢する
膀胱にある程度尿が溜まった段階で感じる尿意(初発尿意)は我慢できるものです。 尿意には波があり尿意が強いときに行動するとかえって漏れることがあります。 尿意のおさまりを待ってトイレに行くようにします。我慢の方法として以下のようなものがあります。
 ・骨盤底筋を締める
・尿道口に圧力を掛ける
・トイレ以外のことを考え気を紛らわせる
・呼吸コントロールをする

3. 排尿間隔を引き延ばす
トイレに行きたくなったら骨盤底筋を締めて何度か尿意を我慢し、尿意の波が一旦落ち着いた段階でトイレ以外のことを考えながらトイレに歩いて行きましょう。5分我慢できるようになったら次は10分、そして20分、30分と伸ばして行きましょう。

4. 膀胱訓練を3ヶ月行う
目標(排尿量)を設定して、続けましょう。少なくとも200mlになるまで訓練を続けます。 

膀胱訓練を行うときは、水分を毎日きちんと摂ってお酒やカフェインなどの利尿作用の高いものは控えめにします。 また、万一に備えてトイレに行っておくこともできるだけ控えます。 骨盤底筋体操もあわせて実施するとより効果的です。 

膀胱訓練にDFreeを活用いただきました。

DFreeは、膀胱の膨らみを検知し、おしっこタイミングをお知らせするだけなく、排尿ログを確認できるので、排尿傾向が把握できます。また、膀胱の様子をリアルタイムで確認することができるので、尿意の不安感を軽減することができます。

アプリ画面2

取り組んでいただいた方:要介護度:5 年齢:80代 性別:男性 
既往歴:前立腺肥大症手術歴あり(術式不明術後数年経過) 

・日中のみ尿意切迫感があり、トイレへ連れて行って欲しいとの訴え回数が50回以上あった
・職員が対応できないと、トイレに行こうと立ち上がることもあり、転倒リスクがあった  
・DFreeを装着し、膀胱の動向をリアルタイムで把握しながら、膀胱訓練に取り組んでいただいた 

結果・・・昼間のトイレへの誘導の訴え回数が10回未満に減少しました!

今日は頻尿タイプ、腹圧性尿失禁そして切迫性失禁のお話でした。

次回は、その他のお悩み症状タイプを深掘りする後編版です!


無料体験会

「DFreeを試してみたい」という声にお応えして、無料の装着体験会を実施中です!

弊社社員によりちょっとしたコツをお伝えしつつ装着していただき、その後、製品の特徴や使用方法などをご説明いたします。1時間程度ですので、ご関心のある方はぜひお越しください!

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